ビジネスは100%うまくいくという保証はありません。これはWebに限らず当たり前のことでしょう。うまくいくはず、と信じることは必要ですが、絶対ではありません。そうした不安定な中で、ハードウェアに関してはどう対応すべきでしょう。
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今から7、8年前のベンチャーブームくらいの頃は、ベンチャーキャピタルから入ったお金をハードウェアにも潤沢にまわしている企業が多かったと思います。ハウジングでサーバを構える場合、複数台のサーバはもちろん、ロードバランサやSSLアクセラレータ、ルータなど様々なハードウェアを購入する必要がありました。
それから数年経って見返してみると、ハードウェアの進化は目覚ましいものでした。数年前に最高だと思ったパーツは陳腐化し、それよりも高性能なものが格安で手に入るようになっていました。DellやHPの台頭も大きかったように思います。
その頃のことを思うと、ハードウェアを購入するという選択はあまり良くないように思えます。技術の進歩は凄まじく、数年後がどうなっているのか分かりません。そうした中でハードウェア資産を無下に増やすのは得策ではありません。
では次にどういった選択があるでしょうか。
リースという選択肢もあります。小規模なベンチャーで、まとまったお金はなくとも、立派な機器を揃えられる可能性があります。ですが、これも先と同様の理由であまりお勧めできません。途中で止めることもままならず、陳腐化していくハードウェアに対して、当初の高い金額を支払い続ける必要があるからです。
そこで考えてみたいのがホスティングやVPSの類のサービスです。VPSは海外のものであれば相当格安で提供されるようになっています。また、日本でも数万円/月から提供されるものも少なくありません。
ハードウェアのスペックも上がってきています。セットアップ、ハードウェアのサポート、障害対応の要員等も考えると、それらを全てアウトソースしたと考えても悪いものではないと思います。
他にもAmazon EC2/S3を利用するという選択肢もあります。SSHは日本からでは若干遅めですが、OSの幅広い選択肢、セットアップの容易さ、堅牢性等を考えると個人的にはお勧めの選択肢です。他の専用サーバなどのサービスと異なり、初期費用がないのも利点です。
サーバ(インスタンス)を停止するとデータが消失するということがあるので、その運用には別な注意点が必要ですが、慣れてしまえば問題ありません。必要になったら即座にサーバを追加することもできます。
Webサービスではニーズやウォンツに合わせ、日々変化していくことが求められます。ハードウェアも同様に変化に柔軟になれる選択肢を考えるべきです。
