ご用聞きはしない

プロデューシングは、相手の要望を聞き、それを具体化し、計画を立て、推進する技量が必要になります。そのため、まずは相手のニーズを聞く必要があります。が、大事なのはご用聞きになってはいけないということです。

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via In Every Dream Home a Heartache on Flickr – Photo Sharing!

 

予算がきちんと確保されている場合はそうでもないのですが、大抵はそうではありません。限られたリソースの中で、相手に言わせすぎると、後々不要な問題を生み出します。

それは何でしょうか。

まず、相手には何となくのイメージしかありません。それは人に話している内に徐々に具体化していきます。そして具体化していく過程の中で、徐々に羽がはえ、顔ができ、勝手に話し始めたり、走っていってしまったりします。

そして、相手は話した内容が全て実現するものだと思い込んでしまっています。もちろん、説得すれば分かってもらえるのですが、満足度は低くなりがちです。また、相手の要望を聞いた挙げ句にスクラッチで開発する必要があります、予算はこれこれです、と伝えて通った試しがありません(これは相手にもよるのでしょうが)。

そうなると願望から具体化の、現実を見る作業へと移る必要が出てきます。この作業は非常に辛く、生産的ではありません。長くやっていれば、満足度やモチベーションはどんどん低下していきます。これはまずい例です。

ではどうするかと言うと、願望の段階で簡易的なもの(できればオープンソースやフリーウェア)で見せてしまうのです。悪く言うと、はじめに現実的な解を提示して、型にはめてしまうということです。しかし願望が広がる前なので、相手はそれほど不満を覚えません。むしろ形が一つ出てきたことによる満足感があります。

そして、どうしてもゆずれない部分(これがないのは逆に問題です)について話し合います。それが初期段階から必要であれば実行計画を考え、もし延期可能であれば保留にするといった具合です。絶対に願望が先走るようなことは避けないといけません。

または紙に落とし込むのも大事です。とにかく初期の段階から何らかのアウトプットにしていくことで、願望が小さい段階から具体化していくのがコツと言えます。

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